Pochitto(ぽちっト)神戸 | 神戸でみんなでアートしよう!
更新:2019.3.23
第1回---神戸でみんなでアートしよう!
【神戸でみんなでアートしよう!】
みんなが集まる場所に、本が置かれると、みんなの想いが積み上がっていく感じがする。
あまり本を読まない人でも、背表紙を見て何かを感じたり、誰かの想いを感じたり…。
鈴蘭台に新しく出来た区役所の入った駅ビル「ベルスト鈴蘭台」。3階にある「すずらん広場」に、3月と4月限定で、本を使った試みを行うという。自由に本を借りられる、みんなの本棚が置かれるらしい。詳しいことを知りたくて、「鈴蘭台ブックストリート」の参加店に向かってみた。カフェ併設の衣料雑貨店「FAMITTO(ファミット)」さん。店頭に置いてある本棚には、絵本や図鑑、小説「坂の上の雲」もある。
今回の件に少し関わっている、オーナーの高木さんに話を聞いてみた。ブックストリートの活動とは別に、区役所の方々主導で進められているという。区役所で働いている人たちが「みんなの広場に置こう!」と、本たちは集まってきたそうだ。「せっかくの本たちを、温もりを感じる本棚に入れたい!」と高木さんが役所の人に話をした後、「家で使われていた木材を使えないかな?」と知り合いから声が掛かったとのこと。鈴蘭台の友人に経緯を話すと、「面白いね!」と材料を受け取り、本棚に。「上手くいくのか分からないけど、小さなみんなの想いを重ねることで、みんなの想いが集まる試みになると思っています。先々は「みんなの本棚」と「鈴蘭台ブックストリート」が繋がったり、「すずらん広場」で地域の子供達が集まる、紙芝居や絵本の読み聞かせなどが定期的に開かれると嬉しいですね」と高木さんは笑顔で話す。
本を使った試みから、アートのような街の新しい繋がりが始まっている。
神戸でみんなでアートしよう!!
神戸でみんなでアートしよう!!
実行委員会 久木田 啓