【景色と街の声　つながりが見える町】

蘭台を始め近隣のお店の方たちが、それぞれ自分でデザインして、Tシャツを作ったそうだ。 なんとなく見てみたくなって、展示しているという「日々cafe」さんに向かった。

初めて鈴蘭台駅を西に歩く。登ったり下ったりが続く坂道。 少し狭くてクネクネしていて、歩いていると景色がどんどん変わっていく。 山道を歩くように、空を見上げたり、まちを見渡したり。 普段は見つけない道端の花や、草木も目に留まる。

立ち話をしている人を何組か見かけた。 バッタリ会って、足を止め、少し話をしているように見える。 見通しが利きにくい道が多いことで、人との出会いが、少し劇的なのかもしれない。

「ここのお店の人明るいやろ。だから大好き！」 野菜を売っている店先で、おばあさんに話しかけられた。 「そうなんですね～」と少し驚きながら応えていたら、「こんにちわ～！」店主が中から出てくる。 そのまま5分立ち話。ここが、地元の無農薬野菜も売ってる「日々cafe」さんだった。

お店に入ると、青い壁に、様々なTシャツがカラフルに並んでいた。 それぞれのお店の方から話し掛けられているようで、なんだか小さな鈴蘭台みたい。 「みんなこの町が好きで、“LOVE LOCAL”の合言葉やっています」と店主のkaoriさんが笑顔で言った。

人とのつながりが見える町。新しいコトが生まれるアートな空間にあふれている。

神戸でみんなでアートしよう!!

神戸でみんなでアートしよう!!
実行委員会　久木田　啓