国際都市 KOBE

Pochitto(ぽちっト)神戸 | 

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更新:2017.7.23

第1回---国際都市 KOBE

留学友の会 (JAICA食堂にて)

「世界平和を漫画の力で」を考えている「株式会社アンシャントマン」代表取締役社長松山秀俊さんのサークル「留学友の会」を神戸市中央区のJAICA食堂内で取材させて頂きました。

松山さんは神戸大学院生時代に、フランスニース大学に交換留学生として留学、その経験を活かして起業、現在約900名の漫画家を抱えながら、日本の漫画の魅力を世界に配信し続けています。一方で、自身の経験から感じた留学の課題にも取り組み、「留学友の会」を立ち上げ、多くの留学生が、せっかくの留学経験を活かしきれていない現状を打破しようとも試みています。

話はアルノーさん、カトリーヌさんの日本の印象から始まりました。アルノーさんは、祖父が柔道の先生ということもあり、4歳から、柔道、合気道を習っていたそうです。また、小学生くらいになると日本の漫画にはまり、日本に憧れるようになったそうです。取材中も、頼んだラーメンに入っているナルトを指して、漫画NARUTOの話を楽しそうに話してくれました。

カトリーヌさんも、小さい頃から、漫画、アニメが大好きで特に好きなのが、NARUTO、ジブリ作品、新海誠さんの作品だそうです。 また訪日してからの印象としては、街の清潔感と電車を待つ方の行儀良さ、店員の優しく親切な対応を上げてくれました。

松山さんが掲げる留学生の課題の中に、「留学時に自国の魅力を伝えきれていない」があります。留学が他国の言語、文化などを学ぶインプットだけになってしまっており、自国の魅力を紹介することが出来ていない。もし、それが出来れば、受け身の平面的な留学から立体的な留学経験となる。毎年8万人以上の学生が海外に留学しています。その方たちが、平面的な留学で終わることなく、自国文化を広める立体的な留学を経験すれば、少子化で悩む日本の希望の光になるのではと感じました。またフランスの方との話題の中心、交流のパイプ役となっていた漫画は、世界に誇れる日本の文化であることを感じました。

松山さんが目指す、「世界平和を漫画の力で」の意味は、そこにあるのかも知れません。

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過去の「国際都市 KOBE」情報

第1回

留学友の会

更新:2017.7.23

第2回

インバウンドを神戸に

更新:2017.9.23