芸術に感動できる心を育む

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Pochitto(ぽちっト)神戸 | 芸術に感動できる心を育む

更新:2018.7.23

第1回---芸術に感動できる心を育む

【芸術に感動できる心を育む】

ヨーロッパ、特にドイツなどの中欧ではどんな小さな村にも教会があり、そこに聖歌隊や金管バンドが村人により運営され、休日には教会音楽や野外音楽を演奏して楽しんでいます。

また、放課後の小中学校では、教室で色々な楽器演奏のレッスンを受けることができる効率の音楽教室が、どんな小さな村でもあります。私もドイツの音大生時代、そのような効率の音楽教室で働いていました。 家庭内でもひいおばあさんが弾いていたグランドピアノ大切に使い続け、当時のものを使い、家庭で室内楽などをして楽しんでいます。

日本ではまだこのよな習慣は根付いていませんが、音楽を通して家庭内や地域でコミュニケーションを図れることは素晴らしいことだと思います。

以前読んだ本で、幼少の頃に食べた食べ物は一生食べ続けるとあり、しかも本当においしいものを食べていると味覚も発達すると書いてありました。同じように音楽も良いものを幼いうちに良い環境で聴いたり、演奏する機会を与えれば、音楽に対する感受性も養われ、 様々な芸術に感動できる心を育むことができるのではないでしょうか。

矢野 正浩
武蔵野音楽大学卒、ザルツブルグモーツァルテウム音楽大学を経て、旧西ドイツ国立トロッシンゲン音楽大学大学院修了。
在学中よりフィルハーモニシェスオーケストラ・シュトゥットゥガルトメンバーとしてドイツ各地で演奏、録音を行う。
1994年フィンランド、ヨエンスウ私立管弦楽団首席フルート奏者として入団。
1996年より自身の主宰する室内オーケストラ「アンサンブル・神戸」の指揮者としても活躍している。
第2回松方ホール音楽賞 管楽器部門大賞受賞。平成20年度、神戸文化奨励賞受賞。2007年NHK名曲リサイタルに出演。ムラマツ・フルート・レッスンセンター講師。

過去の「芸術に感動できる心を育む」情報

第1回

芸術に感動できる心を育む

更新:2018.7.23

第2回

フルートについて

更新:2018.9.23

第3回

音楽の早期教育について 

更新:2018.11.23