Pochitto(ぽちっト)神戸 | こやまクリニック 武川先生の美のワンポイント
更新:2018.1.23
第2回---こやまクリニック 武川先生の美のワンポイント
シミの相談の次に多いのがシワの相談です。シワと一言で言っても大きく分けて2種類あります。
一つ目は重力によってできるシワ、二つ目が表情筋によってできるシワです。今回は、二つ目の表情筋によってできるシワについてご説明します。
人の顔にはたくさんの表情筋があり、「笑顔」や「怒った顔」などの表情は表情筋を動かすことで作られます。肌が若く健康な時は表情を作った時だけにシワができます。ところが、加齢とともにコラーゲンやエラスチンが減少し、肌の弾力が失われてくると表情を戻してもシワの癖がついてしまい、そのまま「表情ジワ」として残るようになります。代表的なものとして
☆額・眉間のシワ
眉を動かすことで現れるシワです。目を凝らしてパソコンやスマホをみる時にも現れるので、最近、悩まれる方が増えてきています。
☆目尻のシワ
皮膚を寄せ集めるようにして現れる、目尻の細かいシワです。「笑いジワ」とも言われますが、年齢とともに笑っていなくてもシワが残ってしまうことがあります。
☆顎のシワ
顎の小さい方に多くみられる、いわゆる「梅干しジワ」です。下顎の筋肉によってできるシワです。
「ボトックス」は筋肉の動きを抑制する働きがあるため、「表情ジワ」に効果があります。ボトックスは注射するだけの治療なので、短時間で簡単にでき、ダウンタイムも少ないです。効果は施術後2、3日で現れ、6ヶ月程度持続します。
その他、ボトックスには筋肉をやせさせる効果もあり、エラやふくらはぎに注射することにより、エラはシャープに、ふくらはぎは細くすることができます。また、発汗を抑制する作用もあるため、ワキ汗や手汗などの治療にも用いることができます。
こやまクリニック形成外科・美容センター長
武川 力