Pochitto(ぽちっト)神戸 | こやまクリニック 武川先生の美のワンポイント
更新:2018.5.23
第4回---こやまクリニック 武川先生の美のワンポイント
AGAとは、「男性型脱毛症」の意味であり、成人男性によくみられる髪が薄くなる状態のことです。思春期以降に髪が薄くなっていきます。一般的に 遺伝や男性ホルモンの影響などが主な原因と考えられ、額の生え際から後退していくタイプ、後頭部から薄くなるタイプ、これらの混合タイプなどさまざまな 脱毛の進行パターンがあります。いずれにしてもAGAは進行性の脱毛症ですから、放っておけば進行する一方です。
主なAGA治療として、医療機関で受けられるもの、自宅で対処出来るもの、整容的な対処法などが挙げられます。
①内科的治療(薬物療法)
医療機関で処方される薬・一般薬局(ドラッグストア)で購入可能な一般医療薬
②外科的治療
医療機関での自毛植毛術
③整容的対処
かつら
これらの中で比較的容易に始められるプロペシアを使ったAGA治療について詳しく説明します。
プロペシア(フィナステリド)
AGAは、男性ホルモンであるテストステロンと悪玉酵素である5-αリダクターゼが結合して発生する、ジヒドロテストステロンが原因です。 このジヒドロテストステロンが髪の毛の成長を抑制するように毛母細胞に信号を伝達し、AGAが発症するのです。プロペシア(フィナステリド)は、 悪玉酵素の5-αリダクターゼの活性を抑制する働きがあり、その為に、男性ホルモンがと結合して出来るジヒドロテストステロンの生成が 抑制されます。その結果として、AGAに効果があると言われています。
AGAは進行性の疾患のため早期の治療が効果的とされています。「もしかしてAGAかな?」と思うような症状があったら、できるだけ早く 医療機関を受診するなどの対策をとりましょう。
こやまクリニック形成外科・美容センター長
武川 力