発達障害に対する誤解や偏見をなくし共に生きる社会へ

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Pochitto(ぽちっト)神戸 | 子どもみらいサポート「あくしす」

更新:2018.9.23

第2回---子どもみらいサポート「あくしす」

「平等」と「公平」について考えてみましょう

【平等で起こる「あったらラッキー」と「なくては困る」】

Equalityは、平等・対等・均等という意味です。そしてJusticeは公平や正義という意味です。なのでEquality doesnt mean Justice. というのは、意訳すると”「みんな同じだけ」というのは「平等」で一見正しく見えるけど、「それで満足できる人もいれば、 不十分な人もいる」という状態であり「真の公平」ではない。”という感じでしょうか。

昔、障害のある私の子どもに配慮を求めると「不公平」という人がいましたが、配慮によって初めて障害のある 人は「公平」になるわけで、障害のない人の不公平感が優先されて配慮が却下されるたびに、配慮を「優遇」と勘違いされ てるんだろうけど「あったらラッキー」と「無くては困る事」には雲泥の差があるのに・・・と感じることがよくありました。

どうでしょうか?「平等」と「公平」の考え方、皆さんはどのように考えられますか?

【「インクルーシブ教育」アメリカと日本の違いについて】

「インクルーシブ教育」というのは、簡単にいうと、障害のある子もない子も共に学ぶ仕組みです。 今は、知的障害のある子や、通常学級は難しいと判断された子は、学校の中にある「特別支援学級」で 勉強し、重度の子は、別の場所にある「特別支援学校」にいく。というように「分離」されています。 しかしながら世界の流れは「インクルーシブ教育」に向かっていて、その理念をうたっている国連の「障害者 権利条約」に、世界にかなり遅れをとりながらも、日本も批准し「障害者差別解消法」も施行されました。 障害者に対して「合理的配慮」の不提供は禁止されています。

では、このことを踏まえたうえで、アメリカで私が見てきたインクルーシブ教育と、数年前に障がいがある 私の子どもが受けていた当時の日本での教育を比較して、「公平」や「インクルーシブ教育とはどういうことなのかを 次回は考えてみたいと思います。

児童発達支援・放課後等デイサービス
子どもみらいサポート あくしす

過去の「発達障害に対する誤解や偏見をなくし共に生きる社会へ」情報

第1回

発達障害とは

更新:2018.7.23

第2回

「平等」と「公平」について

更新:2018.9.23

第7回

ペアレントトレーニング体験談

更新:2019.7.23