Pochitto(ぽちっト)神戸 | 子どもみらいサポート「あくしす」
更新:2019.5.23
第6回---子どもみらいサポート「あくしす」
発達障がいの子どもと寄り添うには、まず親が変わる必要があった
私の息子は12歳でASD(自閉症スペクトラム障害)とADHD(注意欠陥多動性障害)を合併している障がいがあると診断されました。発達障がいは生まれつき脳の働きにかたよりがあり、さまざまな特性となって表れます。ASD、ADHD、LD(学習障害)が代表的な発達障がいですが、その他にもトゥレット症候群や吃音症なども発達障がいの範囲に含まれています。
それぞれの障がいは重複し、複数の特性を合わせ持つ場合もあります。私の息子の場合、話し方や表情など、言葉以外でのコミュニケーションも苦手で、他者や社会に関心が薄く、特定のものやことに強いこだわりを持ち、協調性もなく、自分のテリトリーに入ってきた人を攻撃するといった特徴がありました。そして、思いついたことを何も考えずすぐに実行するため、トラブルやケガが絶えないあたりは明らかにADHDの特徴である「衝動性」「多動性」「注意欠陥」からきています。
診断結果を聞いた後、クリニックの心理士さんから、「発達障がいがある子を理解して、親子の会話がうまくいくように対処法を学ぶ『ペアレントトレーニング』を受けませんか?」と誘っていただきました。ペアレントトレーニング?親のトレーニング!?なんで私が?障がいがあるのは息子でしょ?でも心理士さんはこうおっしゃるのです。「親が変わらないと子どもは変わりません」私は、「なんで親?親に責任があるの?」と、ちょっと嫌な気持ちになりました。
でも育て方を変える必要はあるという気持ちがあったので、少し受けてみよう!と決めました。本当は親と子が、グループになって心理士さんとトレーニングを受けるのですが、息子が「大人しく座っていてはくれないだろう」と思い、心理士さんと2人でのトレーニングを希望しました。クリニックのペアトレは、もちろん有料。我が家には正直、大きな出費です。ですが、受けてみて「よかった!!」と思えることがいろいろとありました。
※ペアレントトレーニングについては次号でお伝えします。
児童発達支援・放課後等デイサービス
子どもみらいサポート あくしす