Pochitto(ぽちっト)神戸 | 子どもみらいサポート「あくしす」
更新:2019.1.23
第4回---子どもみらいサポート「あくしす」
LD(学習障がい)とディスレクシアの特徴について
こんなこともできないの?」「ほかの子はみんなできるのに。」「いつまでサボっているんだ!」「この子は怠けてばかりいる。」
これは、LD(学習障がい)の子どもにたいして親がよくかけられる言葉の一例です。学校の勉強について行けない子どもたちは、「怠け者」「頭がわるい」などとレッテルを貼られがちです。その子どもの親たちも、「躾がなっていない」「家庭環境が悪い」などと言われ、悩んだり傷ついたりすることがあります。しかしLDは、子どものせいでも親のせいでもなく、生まれつきの脳の働き方が、ほかの子たちとは少し違うだけだということが分かってきました。そして、うまく長所を伸ばせば、才能を発揮して活躍できることも証明されています。
子どもたちの目でみれば…
はじめに、下の画像の文字を読んでください。
すぐに読めますでしょうか?これが、LDの子が直面している現実です。上の文章は、特に読むのが苦手な、ディスレクシアの子どもたちが見ている世界だといわれ、画像で見ると、どれほどの苦労を伴うのかが一目瞭然です。
LD(学習障がい)とはなにか
知的な遅れはないが、学校での勉強が難しい子どもたちのことを指します。人によって「計算はできるが教科書は読めない」「話すことはできるが聞くのが難しい」など悩みはさまざまです。日本では文部科学省が行った調査の結果では、発達障がいの可能性がある児童の割合は6.5%であり、また、4.5%の子どもにLDが見られるそうです。つまり、30人のクラスに1人か2人の計算になります。しかし、私たちは、五感から入ってくる情報を頼りに、学習したり、人とコミュニケーションしたりするわけですが、五感の感受性や能力は長けている部分もあれば欠けている部分もあり、人によって異なるものです。
次号では「LD(学習障がい)は「障がい」ではない」をテーマにお伝えしたいと思います。
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