Pochitto(ぽちっト)神戸 | TEAM NEXT GOAL
更新:2021.9.23
第1回---TEAM NEXT GOAL
【レジリエンス】
レジリエンスという言葉をご存知でしょうか?
レジリエンスは分野によって様々な使われ方をしていますが、明確な定義はありません。
個人に対しても組織に対しても使用される言葉ですが、個人に対して使われるレジリエンスについて考えてみたいと思います。
レジリエンスとは、簡単に言うと「跳ね返す力」「乗り越える力」という意味です。
例えば、がんなどの大きな病気をすると気持ちが落ち込み、入院治療などの辛い経験をすることになります。しかしその経験から、例えば他人の親切に感謝できるようになったり、あたり前の日常に感謝できるようになったり、辛い治療を乗り越えた自分に自信を持つことができたりすることがあります。
このような時に、レジリエンスが高くなった、または、育まれた、と言います。
また、レジリエンスは「頑強な強さ」ではなく、「しなやかな強さ」です。
よって、レジリエンスは落ち込んだ状態から回復するときに、以前と同じ状態に戻ることもありますが、変化しても構いません。時には逃げても構わないと私は思っています。逃げるが勝ち、という諺もありますし。
子どもや若者など、たくさんの人のレジリエンスが育まれる活動がしたいと思い、「でも、頑張った」という企画を立ち上げました。
レジリエンスを育むためには、自分が辛かった経験や、しんどかった経験を振り返り、頑張った自分を認めて表現することが大切だと思います。他人の頑張りを知って、自分も頑張ろうと思えれば、頑張りの輪が広がっていくと思います。 たくさんの「辛かった。でも、頑張った。」というエピソードを、下記のホームページからご覧いただくことができますので、是非アクセスして下さい。
TEAM NEXT GOAL 発起人 小児科医 楠木重範