Pochitto(ぽちっト)神戸 | 里山コラム
更新:2018.9.23
第8回---里山コラム
藍那の植物8「絶滅危惧種・タコノアシ」
藍那の紅葉は、クヌギやコナラなどの落ち着いた褐色が多いが、タコノアシの草紅葉のみ真っ赤に輝く。
その名前の面白さとなるほどと思う形と色、一度ご覧になれば二度と忘れることはないほどだ。
環境省の準絶滅危惧種に指定されているが、里山公園では田んぼや湿地にたくさん生育している。かつては、明石川の河川敷に群生していたそうだが、現在では稀にしか見れない。
撹乱に依存する植物といわれ氾濫が少なくなったことが原因と思われる。
<葉は一見セイタカアワダチソウに似ているが光沢があり上品である。夏に吸盤をもったたこの足のような花序を先端に付ける。秋になると真っ赤になった茹でダコができあがる。/p>
明石川の源流域にある藍那で発生したタコノアシは、河を下り明石のまちで美味しいたこ焼きとなる。ちなみに本園の淡路地区にも巨大なタコ花壇があります。
あいな里山公園長 髙畑 正