Pochitto(ぽちっト)神戸 | バレエが好きでブルガリアまで
更新:2020.7.23
第9回---バレエが好きでブルガリアまで
皆さんこんにちは! いかがお過ごしですか?
今日は久しぶりにバレエについてお話しさせてもらいます! 最近話題が逸れ気味だったので。苦笑
私の所属するブルガリア国立のバレエ団は、ヨーロッパに一番多いオペラハウス付属バレエ団という形態です。第二次世界大戦直後に街の復興記念に作られたオペラハウスです。
ブルガリアは世界トップレベルに歴史の古い国ですが、元ソ連、オスマン帝国や様々な国に支配されてきた長い歴史を持ちます。
私の住む街は第二次世界大戦中、ブルガリアの中でも最も酷い被害に遭いました。世界大戦前はブルガリアで一番栄えていたほどの大きな街でしたが、敵国の侵入により女子供は奴隷に、男の人たちは皆殺しに、紀元前から残る古代遺跡など以外、何も残らないほど焼き払われ、街の規模は一気に縮小してしまいました。
終戦から5年後に街の人たちの希望付けに作られたこのオペラハウスは、今でもとても街の人々に愛されています。もちろんダンサーや歌手、演奏者、そこで働く人たちは月収制で、福利厚生などもしっかりしていますし、お客さんも新しい作品から定番の上演まで楽しみにやってきます。
欧米各国様々なシステムで芸術は人の支えになり、大切にされています。
私も海外で生活する日本人として、日本の伝統芸能や文化を大切におもう一員であり続けます!
藤村 咲久良
バレエダンサー。WorldBalletGrandPrixNewYorkファイナリスト。
日本の神戸出身。4歳でバレエを始める。高校生の時にアメリカのシカゴ、ヨーロッパのブルガリアへ短期バレエ留学。19歳で渡米。ニューヨークのJoffreyBalletSchoolからスカラーシップを貰い留学。現地のHariyama Balletでバレエアシスタントをするなど、1年間アメリカで活動する。今後はヨーロッパに移動し、プロのバレエダンサーとして活動予定。
2004年 神戸市北区バレエドエトワールにてバレエを始める
2009年 永井エコールドバレエ・永井康孝氏、永井小百合氏に師事
2015年3月 アメリカインディアナバレエコンサーヴァトリー2週間短期留学
2017年1月 明石バレエ協会くるみ割り人形(守山俊吾氏指揮)にてクララ、金平糖を踊る
2018年9月より、New YorkのJoffrey Ballet School に留学中