ドッグトレーナーがこそっと教えてくれるコラム

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Pochitto(ぽちっト)神戸 | ファミリー動物病院コラム

更新:2023.7.23

第8回---ファミリー動物病院コラム

犬の皮膚炎について

みなさんこんにちは。すっかり暑い日が続いていますね。今日は高温多湿のこの時期によく出くわす犬の皮膚の病気、急性湿性皮膚炎(通称ホットスポット)についてお話ししたいと思います。

ホットスポットの原因はまだ特定されていませんが、食物アレルギー、ノミ・ダニのアレルギー、アトピー、高温多湿の気候による皮膚状態の悪化などの複数の要因が重なることが発症の引き金になると考えられています。これは突如として現れることが多く、およそ数時間~1日という短時間で発症します。昨日の夜にはなかったのに、今朝起きたら症状が現れていたということもあり、急激な皮膚炎の発現に驚かれる飼い主さんも多くいらっしゃいます。病変は、皮膚表面の掻痒感や疼痛刺激に対して体を掻いたり舐めたりすることで起き、大きな脱毛になっていたりその脱毛箇所がジュクジュクしたり、ベタベタしたり、そして赤くなったりします。

ホットスポットはあらゆる犬種で見られますが、アンダーコートが豊かな犬に多い傾向があり、ゴールデンレトリバーやコリー犬、柴犬でよく見られます。一般的に軽症の場合は消毒、外用薬などで治ります。病変部が大きく、痒みが重度である場合、局所治療に加えて、ステロイドや抗生剤の内服を併用します。放っておくと、治療に時間がかかる場合もあるので、気付いたら早めに受診してあげましょう。

飼い主さん達ができる対策ですが、被毛を適切にカットする、定期的なシャンプー、濡れた後はドライヤーで皮膚まで乾かすなど、毎日のケアで皮膚を健やかに保つことです。特に、自宅でのシャンプーや雨の日のお散歩の後などは要注意です。被毛だけではなく、毛の根元や皮膚までしっかりと乾かし切ることがポイントです。

夏場の暑い時期は皮膚をできる限り衛生的に保ってやり、愛犬の皮膚の状態に気を付けてあげてください。

わんちゃん、ねこちゃんの皮膚でなにか困ったことがあれば、ファミリー動物クリニックの分院であるペットエキスポ動物病院(DCM神戸北町店 2階)までお問い合わせください。

ファミリー動物病院

神戸市北区山田町下谷上字門口6-9
Tel:078-583-6308
Fax:078-583-6317

★箕谷インターから車で3分
★駐車場10台完備

診療時間 9:00-12:00/17:00-20:00
年中無休

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