Pochitto(ぽちっト)神戸 | チャイルドケモハウス
更新:2018.9.23
第1回---チャイルドケモハウス
【親孝行・親不孝】
みなさま、親孝行をされていますでしょうか?私はあまりできていません。大学に入学後、実家を離れ今年で26年目になります。
子どものころに「がん」になった私は、「元気に暮らしていれば、それだけで親孝行だろう」と自分に言い訳をし、ろくに実家にも帰らず、日々大学生活を過ごしていました。
また、大学時代は「親より長生きをいないことが、最大の親不孝だろう」とも考えていました。
しかし小児科医になってからこの考えが、全くの間違いであることに気がつきました。
子どもが「がん」になった親御さんは、想像を絶する絶望感を感じられることと思います。
それはどのような言葉でも癒すことは難しいでしょう。
しかし、その親御さんのこころを救ってくれるのは、子どもの笑顔や「ママ大好き」「パパ大好き」といった子どもの声です。
「この子が頑張っているのに、泣いてなんかいられない」と、気丈に踏ん張っておられる親御さんも多いと思います。
残念ながら、「がん」のために親よりも先に旅立ってします子どもたちもいます。
しかし、その子どもたちが、親不孝であるはずがなく、それどころか、誰も救うことができない親御さんのこころを癒してくれたのだから、最高に親孝行だと思います。
少しだけ想像してみて下さい。もし我が子が自分よりも先に旅立ってしまったとして、子どものことを親不孝だと思いますか?思うわけありません。「親より先に旅立つことが親不孝だ」なんて言うのはやまめしょう。
「がんになっても笑顔で育つ」をスローガンにチャイルド・ケモ・ハウスは活動しています。(現在小児がんの約7割が完治します。)
「がんになっても笑顔で育つ」をスローガンに活動をしている
チャイルド・ケモ・クリニック院長 楠木重範
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