Pochitto(ぽちっト)神戸 | 野次馬々日記
更新:2024.3.23
第12回---野次馬々日記
【野次馬々日記 VOL12】
(前号より)宮崎駅では少し時間があったので、鰹の塩辛をつまみに立ち飲み。宮崎では瀬付きガツオと言って一年中、鰹が獲れ、さまざまな調理法で楽しんだことを思い出しました。「にちりん」に乗ると昼酒がきいたのか目が覚めると日向付近。太平洋の青い海を眺めながら延岡。鮎がおいしかったと思いながら大分で乗り継ぎ別府。日は暮れ、何だか疲れて宿に直行。とりあえず温泉。最近は一人で入るのは危険な感じがして楽しめなくなっています。ついこの間まで大好きだったのに。昨夜買ったおにぎりをビールで流しこんで夕食。夜八時半から無料の焼酎バー。次の朝の目覚めは何と八時。あわてて食堂へ。「だご汁」を中心とした献立でこの旅はじめてまともな食事でした。タクシーで別府駅。「ソニック」で小倉へ。沿線駅からはいろいろな支線が出ていて、もう少し寄り道の計画を立てれば良かったと思ったことです。小倉では何とかおいしい物をと「駅から三十歩横丁」で昼食を取ることにしました。太刀魚の刺身やカマスの握りなど、魚が新鮮でおいしかったです。満足して「さくら」に乗車。何かあっという間に新神戸に着いてしまいました。あまりにも急がしい旅程だったせいでしょうか。
明けて新年早々、一週間の船旅をしました。船はテレビでよく宣伝をしているベリッシマ。何と五千人の同船者と台湾へ。船が大きいので人が多いという感じはしないのですが乗下船や食事の時は多いと思いました。特に三つのレストラン、二交代での夕食は圧巻でした。しかもアラカルトの洋食です。乗客のおしゃべり、お皿や飲み物を運ぶウエイターの姿、同じ言葉ですが圧巻というしかありません。もちろんビュッフェを利用する人もいました。
台湾ではツアーに参加しました。楽しんだのは十分での天燈飛ばし。さまざまな色の油紙で作られた四角の天燈に願い事を書いて気球と同じように下から燃やしあたためた空気で上空へ飛ばすというものです。私はためらうこともなく「四月からの旅に行けますように」そして、しっかり大きく自分の名前を書きました。
そしてその願いは天空の神様に届きました。あしかけ五年延ばし続けたクルーズ、四月は実現しそうです。
各支払い、書類の提出、準備に忙しい日々を送っています。
新年の旅以降、節酒や体力作りにつとめ、自分でも驚く数値の好転、医師の同意も得られホッとしたところです。困っているのは衣類のサイズ。四年間、体型作りを手持ちの衣類に合わせながらやっていきます。
船は四月十四日(日)夕刻、神戸ポートターミナル出港です。
次号は船からの報告。