Pochitto(ぽちっト)神戸 | 野次馬々日記
更新:2024.9.23
第15回---野次馬々日記
【野次馬々日記 VOL15】
七月末に帰って来ました。何と神戸の暑いこと。その中での荷ほどき、はじめの一週間は旅の続きで動けましたが、その後はドッと疲れが出ていまだに片付きません。
旅の続きをいくつか。ニューヨークはマンハッタンすぐ近くの港に着岸。右へ歩けばタイムズスクエア、左はセントラルパークという立地です。早速外に出ました。残念?思うように歩けないのです。お天気の悪い日が続き、ウォーキングが出来なかったせいでしょうか?信号を渡るのにも苦労。スゴスゴと船に戻りました。夜はオプショナルのジャズ鑑賞。バスがバーへと案内。船内で知り合ったご夫婦が声をかけてくれ、両脇を支えられるようにして会場に入りました。演奏メンバーは八十歳以上の面々。何か共有するものがあるような気がして「頑張れガンバレ」と思いながら楽しく聴いていました。帰りのバスはマンハッタン界隈を回ってくれ夜景の街もみることが出来て良かったです。ニューヨークは二日間の停泊で、同航の皆さんは思い思いに楽しんだようです。話を聞いて羨ましいと思うより私にもそんな時代があり若い時に楽しんでいて良かったと思ったことです。
歩けないことがわかって、バンクーバーの街歩きは中止。あわててオプショナルを取りました。二〇一〇年の冬季オリンピックの会場だったウィスラーです。バスは海沿いの景色の良い道を走って山岳地帯へ。ツインピークスと言って千八百米級の山へロープウェイで登り、同じ級の山へ鉄塔の全くないゴンドラで渡るというものです。お天気も良く雪を残した峰々。空から三六〇度の眺望です。感動すると共に下を見るとたくさんの湖が見えます。この高さで途中止まったらと少し怖かったです。帰りのロープウェイが故障で、同じゴンドラで引き返しました。下りのロープウェイも同じですが、山中に熊を見ることが出来ました。
そして次はアラスカフィヨルド。沿岸の氷河の美しさはもちろん、土色の海面に落ちた氷河の作るラテアートのような光景ははじめてでした。圧巻は目の前で落下する氷河。音と共に崩れ落ちる氷河、上がる水煙。それを暖かい飲み物を手に部屋のベランダで見ることが出来たのです。
船旅を楽しませてくれたのは多くのクルーたちでした。中でもルームキーパーの彼(名前?)は私のベッドにタオルアートの動物を二回も置いてくれました。
「今度はいつ?」が終わり頃の合言葉です。私は「これが最後。でも二〇二七年のエコシップは乗るつもり。」と答えました。エコシップの話はまたいつか。