Pochitto(ぽちっト)神戸 | 野次馬々日記
更新:2023.5.23
第7回---野次馬々日記
【野次馬々日記 VOL7】
春の訪れと共にコロナ騒ぎも収まろうとしている頃、友人たちのメールや電話が入るようになりました。その一つに「カルが来る。あなたに会いたいと言っている。」というメールがありました。
カルというのは八年前ピースボートで出会った英国人で、語学教師として乗船していました。メールをくれた友人(ミーちゃん)とアイルランドへ旅行するため迎えに来たようです。
もう一人の友人(マサリン)と相談し、出発の前、りんくうタウンの居酒屋で歓談。翌朝見送ることにしました。私は関空のホテルを予約。マサリンもミーちゃんもピースボートで知り合った人たちです。マサリンと待ち合わせて会場へ。他の人たちはまだ来ていません。でも二人で乾杯。そこへカルの友人という日本に住むイギリス人が現れました。マサリンは会ったことがありジョニーといいます。
彼はまずビールを注文すると、スケッチブックを取出し、マサリンの顔を描きはじめました。運ばれたビールに目もくれず、次は私の顔を。「名前は?」「のんちゃん。」「??」「呑んべえだから。」大笑い。そのうちに主賓の二人が到着。本格的に料理を注文。何と刺身の大皿をはじめ、酒のつまみの数々。外国人がと不思議な感じ。
居酒屋だから当然ですね。ミーちゃん達の旅はラビットツアーとのこと。同行する英国女性はミーちゃんと同じ歳(私も)。カルと運転する男性は二回りちがう卯年生まれだからということでした。どうして英国人が干支を知っているの?等々、英語と日本語の入り交じった歓談でした。マサリンは英文科出なのですぐ英語がでます。とても楽しい夜でした。
翌朝関空でお見送り。久しぶりの関空は外国人で一杯でした。私も旅行気分でウキウキしていました。「ジョニーと私は三人のFabulous Ladiesと一緒に居酒屋での夜をとても楽しみました。どうもありがとうございました。」とカルからメールが入りました。英語がわからなかったので辞書を引きました。はじめに 『信じられない、途方もないと出て、カルも冗談がすぎるよと思いました。次に口語として「すばらしい。」とありました。納得です。
その後カルから連日、写真が送られてきます。その中「北アイルランドの巨大な土手道には何万年もの興味深い歴史があります。」というコメントで、車椅子のミーちゃんと英国女性の写真がありました。赤い服がミーちゃんとカルです。何ともいい写真だと思いませんか?