補聴器のReの聴こえのコラム

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Pochitto(ぽちっト)神戸 | 聴こえのコラム

更新:2023.5.23

第21回---聴こえのコラム

補聴器にリハビリ効果はあるのか? 後編

前号の続きです。まだお読みでない方は是非、ぽちっト37号「聴こえのコラムVol.20」をご覧ください。

前回、補聴器をお使いの方の中で、一度低下してしまった『語音明瞭度(言葉をどの程度正確に聴き取れているかの検査)』の改善がみられるケースが増えていること。そしてその方々に①補聴器を(つけたいときだけつけるのではなく) 常時使用されている ②会話を聴く機会を増やす努力をされている という共通点があることまでお話をしました。今回はその続きです。

会話は耳で信号化された音声を「脳」が認識し理解しています。補聴器をつけることで、脳に送られる情報量が飛躍的に増え、脳の活動量も増加することになりますが、補聴器をつけてできるのはここまでです。上述の②、会話を聴く頻度を増やすことがなければ、残念ながらより一層の改善は期待できません。逆の例ですがこのようなことがありました。コロナ禍で自宅にこもってしまい、約1年間ほとんど人と会話をしていなかった方が「聴こえづらい」と来店されました。調べてみると聴力(様々な周波数の音に対する反応)には変化がなく、なんと語音明瞭度だけが低下していました。コロナ禍ということもありますが、他にも同様の事例が多数ありました。補聴器を日常的に使用するだけでは充分でなく、会話を交わすことがいかに大切かを再認識する事例となりました。補聴器で脳にしっかりと情報を届けるだけでなく、会話を聴く(できれば「交わす」)機会を増やすことで、より一層のリハビリ効果が期待できます。

世界的にもこのような知見はまだ新しく、今後の研究が待たれるところですが、一部の海外の研究論文でそのことが示唆されています。私ども現場レベルでも、上述の①②と聴こえの改善、リハビリ効果には強い因果関係があると実感しており、聴こえの改善に向けた各種補聴のためのレッスンと、検証データの取得に努めております。しっかりとした根拠を固め、自信をもって聴こえの改善策をご提案できるよう、今後も努めて参ります。尚、補聴器をつけての補聴レッスンについてのお問い合わせは、芦屋店の船田までお問い合わせください。

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