Pochitto(ぽちっト)神戸 | 聴こえのコラム
更新:2024.9.23
第29回---聴こえのコラム
補聴器の良いところ①補聴器は慣れると良いことがあるらしい
過去3回のコラムで、補聴器はなぜ嫌われるのか、といういわば補聴器の「悪口」を解説しましたが、今回は補聴器の良いところをご紹介し、補聴器の名誉を挽回したいと思います(笑)。
弊社で、3ヶ月試聴を経験され、補聴器を上手く使いこなせるようになった方からいただくメッセージの中に、ポイントとなるキーワードがいくつかありましたのでご紹介します。今回は「慣れ(補聴器に慣れる)」についてです。
先ずは3ヶ月試聴経験者の方々のお声から。
「補聴器をつけていても会話が聴き取れず、がっかりすることもしばしばでした。聴き取りに関しては(まだ課題もあり)現在進行中ですが、入浴時「耳に入れたままや」と気づき、体の一部になっているんだなと嬉しくなりました。」
「(初めは)今まで聞こえていなかった周囲の音が一度に聞こえ、びっくりしました。が、2ヶ月目ぐらいから着けているのを忘れるようになり、コミュニケーションに気を遣わなくなりました。」
「(慣れてしまった今から振り返ると)もっと早くつけていれば良かった…」
大抵の場合、聴力低下はゆっくりと進行していきますので、聞こえる周囲の生活音も徐々に減少していきます。すると、それまで当たり前に行っていた、生活騒音を聞き流す、という処理が出来なくなっていきます。補聴器をつけることで、いつの間にか聞こえにくく、または聞こえなくなっていた生活音などが急に聞こえ出すため、はじめは多くの方が戸惑いを感じられます。また、会話に関しても同様で、数年或いは十数年、実は聴こえづらいながらも何とかやり過ごしてきた、という方は多く、その間に会話を聴くための様々な機能が衰えてしまっていた、というケース(聞き違い、早口が聴き取れない等)も多く見られます。補聴器はこれらをじっくり改善していくための『リハビリ』機器で、「慣れ」は必須です。 ただ残念ながらこのような考えは一般には浸透しておらず、補聴器をうまく使えなかった方のマイナスの声の方が圧倒的に大きいのが現状です。
そのような声に惑わされず、上手に使いこなしておられる方々の声にも耳を傾けていただき、先延ばしせずに勇気をもって一歩を踏み出していただきたいと思います。
補聴器のReグループ株式会社Re ■芦屋店 ■篠山店 ■神戸店 ■豊中店
【営業時間】 9:00?18:00(日祝休)
【e-mail】 wada@hokobo.jp
補聴器サロン 芦屋
芦屋市業平町5-2 芦屋ハウス4F
TEL:0797-78-6233
補聴器工房 神戸
神戸市長田区神楽町6丁目3-15
日進ビル1F TEL:078-643-6833