Pochitto(ぽちっト)神戸 | 聴こえのコラム
更新:2025.3.23
第33回---聴こえのコラム
ヒヤリングフレイル
近頃「フレイル」という文字を目にすることが増えてきましたが、皆さんはこのフレイルの言葉の意味をご存知でしょうか?
介護等が必要になる一歩手前の状態で、積極的な働きかけを行うことで改善の可能性のある身体の衰えの状態を、要介護と区別して、「フレイル」と呼んでいます。中でも、聴こえに関するものは「ヒアリングフレイル」と呼ばれ、自治体を挙げて啓発を行なっているところもあります。以下は、豊中市のホームページの一節です。
ヒアリングフレイルとは、聴覚機能の衰えをいいます。聴覚の機能が低下することによって生じるコミュニケーションの問題や、QOLの低下などを含めた、身体の衰え(フレイル)の一つです。「複数人との会話が聞き取りにくくなった」、「家族にテレビの音が大きくなったと言われる」など聴こえが気になることはありませんか?
聴力が低下すると、会話に消極的になったり活動範囲が狭まったりすることが、コミュニケーション不足につながり、認知症やうつ状態のリスクが高まります。」
私どもは、補聴器の早期装用が聴こえの改善には非常に有効である、ということを経験上知っていますが、ヒアリングフレイルという状態、すなわち聴こえの衰えを感じ始めた早い段階で対策をすることが大切であり、先述のフレイルの考え方と合致します。ご自身では気がつかない場合でも、ご家族から、「最近少し聴こえづらいのでは?」、といったお声があれば、一度耳鼻咽喉科でお調べになることをおすすめします。早期の対応がフレイルの進行を予防する上で非常に有効です。勇気を持って一歩前に踏み出されることを願っております。
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