Pochitto(ぽちっト)神戸 | 中学受験コラム
更新:2020.11.23
第14回---中学受験コラム
KOBEの中学入試と「1・17」
一九九五年、KOBEの中学入試は大混乱に陥りました。兵庫・大阪の私立中はこの年から、入試日を三月一日から二月一日に変更する予定だったのです。しかし、大震災の発生で兵庫の学校は入試を延期。しばらくの間、灘校の体育館などは避難所兼安置所になっていたものです。しかし、大阪の学校はそのまま強行しました。
その後、兵庫と大阪の入試日がさらに前倒しとなり、一月半ばの土曜を入試初日にするように。「1・17」が該当する場合も、何の配慮もなく入試日になりました。「どうせ後期入試になれば曜日なんて関係ないのだから、入試初日だって曜日に関係なく毎年同じ日にすればいいじゃないか。」という意見は出てこないようですね。やむを得ない事情もあるかとは思いますが、せめてKOBEだけは中学入試日を「1・17」以外にしてほしい、というのはムリな話なんでしょうか。
今回の問題は、あの日から十年後の灘中入試・国語一日目から。新年を迎えるに相応しい?季節の順番を問う問題です。ぜひとも、お子さんやお孫さんにいいところを見せてあげてください。
問 次のア~カの俳句を一月から月の早い順に並べて、記号で書きなさい。ただし、アは三番目に来ます。
ア 雨を聴く竹の子の皮?きながらイ 西瓜とはただ蹴ころがし売れるもの
ウ 年玉や水引かけて山の芋
エ 松茸の今日が底値とすすめられ
オ 焼芋や八坂神社の朱の鳥居
カ 衿足を風すり抜ける蕨餅(答えは次号で)
【前号の解答】1マーケット 2シルエット 3エチケット 4シークレット 5デメリット
灘中学受験アカデミア 谷口 進師