Pochitto(ぽちっト)神戸 | 中学受験コラム
更新:2019.5.23
第5回---中学受験コラム
灘中入試の国語
阪神間の中学入試では算数のウェイトが高くなっています。灘中入試でも「とにかく算数」という対策が主流ですが、もう一つウェイトが高いはずの教科を忘れてはいませんか?そう、国語です。国語の入試問題はその学校からの「メッセージ」です。過去にも灘中の入試問題ではリベラルな題材を使った問題が出題されていますが、この学校からの「メッセージ」に耳を傾けてみるのも悪くはないでしょう。
灘中の国語の先生からの「メッセージ」は、「この世に生きとし生けるものに、少しでもこの子は心を寄せたことがあるのだろうか。周りの環境に興味を持ったことがあるのだろうか。」長文問題でも、環境問題や世界との結びつきの在り方等のテーマがよく取り上げられています。入試問題を通して、受験生にそしてご家庭にこう問いかけてきます。「さあ、あなたはどんな環境で育てられてきたのかな?」小手先の受験テクニックだけで何とかしのごうというのでは到底たどり着けないレベルです。
今回の問題は、今年の灘中入試の国語一日目から、語句の問題を二題選びました。次回は「灘中入試の理科」についてお話しする予定です。
問一:次の1~5の各組の□に同じ漢字一字を入れると、三つの言葉ができ上がります。□に入れるのに適当な漢字をそれぞれ答えなさい。
1 時□ 交□ 千□紙
2 大□ □乳 □知識
3 年□ 屋□ □すべり
4 夕□ 平□ □用品
5 今□ 王□ □飯前
問二:次の1~4の文の■■■に入る言葉をそれぞれ答えなさい。ただし、すべて「あ」で始まるひらがな三字で、「あ」以外の二字もア段(あ、か、さ、た…)です。
1 かれは見るからに不満を■■■にした顔つきをしていた。2 不注意から、■■■大事故になってしまうところだった。
3 父は有能で、いろんな企業から引く手■■■だったそうだ。
4 中学に入学し、思いを■■■にして学習にいそしむ。
(答えは次号で) 【前回の解説】A+D=10,B+E=G,C+F=Hより,B+C+E+F+G+H=(G+H)×2=(2~9の和)-10=34となり,G+H=34÷2=17となります。これより,(G,H)=(8,9)または(9,8)です。このときA>Dであれば,(A,D)=(7,3)または(6,4)となります。(A,D)=(7,3)かつ(G,H)=(8,9)のとき,ABCは4通りあります。(A,D)と(G,H)の組み合わせは4つあり,いずれもABCは4通りずつなので,全部で4×4=16通りとなります。
【前回の解答】①17 ②16
灘中学受験アカデミア 谷口 進師