北区から通える？私立中紹介（その5)

桜花の季節も過ぎ去り、少し大きめの真新しい制服に身を包んだ新入生たちも、ようやく中学校生活に慣れてきた頃でしょう。連休後にいわゆる「五月病」にだけはならないよう気を張ってもらいたいものですね。

今回は兵庫県外にある人気の私立中を紹介します。

まずは大阪。阪急宝塚線には履正社豊中中、千里線には関大一中、京都線には関大北陽中、関大中等部と関大系列校が並びます。高槻中も京都線ですね。もう少し足を伸ばして京都府に入ると立命館中にも行けます。阪神なんば線経由だと清風中、明星中等があります。そのまま近鉄に乗り入れれば奈良の学校にも通えます。ＪＲ京都線で京都駅まで行けば洛南高附中があります。まだまだ他にもありますが、キリがないのでこれぐらいにします。

もちろん通学に時間はかかりますが、そこは考えようで、長い乗車時間でたっぷり読書する等有意義に使えばいいのです。生活の大半は学校で過ごして、家には寝に帰るだけと割り切ればよいのです。ただし、どこまでなら通えそうかはお子さんの体力次第。校風と併せてしっかりご検討ください。

今回も灘中の2022年度1日目算数から出題します。後半は、間違っても実際に計算しないでくださいね。

[問]２を10個かけてできる数

2×2×2×2×2×2×2×2×2×2を17で割った余りは○○です。
また、2を2022個かけてできる数2×…×2を17で割った余りは○○です。　

（答えは次号で）

【前号の解答】200
【解説】
　兄120分＋弟40分と兄45分＋弟140分の仕事量が等しいので、兄75分と弟100分の仕事量も等しくなります。よって、兄と弟の仕事量の比は4：3。この比を用いると全体の仕事量は600となるので、弟だけだと（600÷3＝）200分かかることがわかります。

灘中学受験アカデミア　谷口　進師