Pochitto(ぽちっト)神戸 | ぽちトピックス(ふれ愛びと)
更新:2019.9.23
白鶴酒造資料館
施設情報
施設名 | 白鶴酒造資料館 |
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場所 | 神戸市東灘区住吉南町4丁目5番5号 アクセスマップはこちらへ⇒ |
営業時間 | 9:30~16:30(入館は16:00まで) |
定休日 | お盆、年末年始 |
お問合せ | 078-822-8907 |
駐車場 | あり |
その他 | 入館料:無料 |
アクセス
「白鶴酒造資料館」植田様にお話を伺いました。
- Q創業は?
- A1743年(寛保3年)材木屋治兵衛が、六甲山から湧き出る名水「宮水」、上質なお米、冬の寒風「六甲おろし」、六甲山系の急流を利用した水車精米、酒の輸送に便利な海など酒造りに最適な条件に恵まれた灘のこの地で酒造りをはじめました。1747年(延享4年)に、超然と美しい姿で、おめでたい象徴でもある「鶴」が、品質に優れた日本酒にふさわしいと考えて酒銘を「白鶴」と命名しました。
- Qこだわりと特色は?
- A日常的に楽しめるものから、全て手作りで一滴ずつしたたり落ちるお酒を集めた高級なものまで多種多様なお酒を造っています。日本一の生産量を誇る灘五郷には26の酒蔵があり、白鶴は全国の酒生産総量の約1割を担っています。また自社で米や微生物など様々な研究も行い、お酒を科学的な観点からも研究しています。酒米の研究では、酒米の王様「山田錦」を超える米を作りたいとプロジェクトを発足し、山田錦の母親品種「山田穂」の復活に成功、山田錦の兄弟品種の「白鶴錦」を10年以上かけて自社開発しました。現在は、白鶴のほかにも全国の銘酒蔵10社で白鶴錦のおいしいお酒を造ってくださっています。
- Q白鶴酒造資料館には歴史ある道具がありますね
- A昭和44年まで使用していた本店壱号蔵を改造して開設しました。約100年前の建物、実際に使用していた大きな仕込桶や釜などの道具をそのまま活用しています。酒を絞る酒槽に使われている大木は、根っこがついたまま埋めてあります。また、昔、沢山の丁稚奉公さんが働きに来ていましたので、道具類の名前には、子どもでも覚えやすいようにと、馬、猫、蛙、狐などの動物の名前がついている道具が多いです。各所にある人形は実際に酒蔵で働いていた蔵人をモデルにしています。そんな点も楽しんで頂ければと思います。
- Q読者に向けて一言
- A白鶴本社では、春と秋の年2回、酒蔵開放イベントを開催しています。無料試飲や有料試飲、普段は非公開の本店三号工場の見学、酒造り唄、樽巻きショー、ジャグリングショー、新鮮野菜朝市、屋台、阪神電車運転台操作体験などご家族でも楽しめる企画が盛りだくさんです。次回は10月5日(土)ですので、ぜひ遊びにきてください。また、住吉川上流には、国宝・重要文化財など1450点以上の美術品を所蔵する白鶴美術館があり、9月25日(水)から秋季展が始まります。国の登録有形文化財でもある建物もみどころです。
- Q白鶴美術館 2019年 秋季展
- A期間 : 2019年9月25日(水)~12月8日(日)
住所 : 神戸市東灘区住吉山手6丁目1-1
開館時間 : 10:00~16:30(入館は16:00まで)
電話 : 078-851-6001
休館日 : 月曜日(月曜日が休日の場合は開館、翌火曜日を休館)
入館料 : 大人/800円 65歳以上・大学・高校生/500円 中・小学生/250円