Pochitto（ぽちっト）神戸 ｜ ぽちトピックス(ふれ愛びと）
更新：2021.5.23
第25回---ぽちトピックス(ふれ愛びと）
- Qボールペン画とは
- Aボールペン画を描き出したのは明石高校美術科在学中からになります。
私は物心付いた時から絵を描くのが好きで、祖父母の家で絵を描く大人しい女の子でした。祖母はチラシの裏紙を切って、私が絵を描く準備をしてくれました。小中学校では絵が上手いとよくポスターに選ばれて、表彰を頂いていました。ピアノ、習字、水泳、学生時代はブラスバンド部でドラム…多趣味で音楽科のある高校も一時は考えましたが、高校受験前に美術の先生が絵の才能あるからと明石高校を勧めてくれたのがきっかけで受験しました。
難関校でしたが入学できホッとしたのも束の間、私の暗黒期(笑)はそこから始まります。絵の上手い同級生達に圧倒され、絵では将来食べていけないことを入学して早々気付かされます。日本画や油絵等、様々な学科がある中で、一番お金のかからないビジュアルデザイン科を専攻し、パソコンも苦手なアナログ人間な私はそこからボールペン画を描くようになりました。それが私のルーツになります。 絵の道を高校卒業後諦めて、 10年弱会社員として働き、その間６年程前から 趣味でコピー用紙と事務用ボールペンで絵を描き出したのが、私の復活劇となります。 - Qなぜこの職業を選びました？
- A６年前から趣味でまた絵を描き始めた理由は、お世話になった方や神戸のバーのマスター達の似顔絵をプレゼントすると思いの外、喜んで下さり、自分の絵に昔の様に自信が付いたことがきっかけです。自由作品等コツコツ描き溜めたものを神戸の音楽バーで初めて展示会させて頂きました。その名も「成りあがり鯛展」そうしたら思いの外反響があり、３年前に脱サラし今の活動に至ります。美術科時代の先生が私の噂を聞きつけ、この間個展に来て下さり約15年ぶりに再会しました。頑張ってるね!と言われて大変嬉しかったです。
- Qどのような活動？
- Aコロナ禍前まではシンガポール伊勢丹やドバイ紀伊國屋、パリジュンク堂等8カ国で展示会を開催させて頂きました。そこでご要望があれば展示会以外にもワークショップ等開催し、ボールペン画の楽しさを世界中の方に伝授しました。
ほんの数年前はこんな人生を歩むと思っていませんでしたので、自分自身も驚いています。又、焼酎のいいちこ全米ポスターに私の絵が起用され、全米の日本料理店に私の絵が飾られるようになり、アメリカからも絵のオーダーが入る様になりました。 今はコロナ禍ですので、国内での仕事に力を注いでいます。全国の東急ハンズを巡業中で、お客様との時間を大切にしたい為、お店の営業時間は常に在廊しライブパフォーマンスとして目の前で絵を描いています。
いずれは国内外問わずメジャーな画家になるのが私の夢です。 - Q読者に向けて一言
- A自分の好きな事は他人に何を言われても、ブレずに続け努力すればすれば報われる日がいつか来ると信じています。 「リスペクト矢沢永吉さん！成りあがりたい」です。
大変な世の中になってしまいましたが、いつか私の展示会に足を運んで頂き、絵の力で少しでも癒されたり何かを感じて頂ければ画家として本望です。
橋本 薫(はしもとかおる）ボールペン画家
神戸市出身神戸市在住、兵庫県立明石高等学校美術家卒業
いいちこ米国ポスターや山田錦のお猪口白鶴消毒ミストのデザインを手がける。現在、国内、海外問わず、活動中。
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