Pochitto(ぽちっト)神戸 | ぽちトピックス(ふれ愛びと)
更新:2021.3.23
第24回---ぽちトピックス(ふれ愛びと)
- Qなぜこの職業を選んだのですか?
- A中学生の時、高校受験で母と同じ松山南高に行こうかなと思ってたら、友だちが行こうと言ったので、松山東高にしました。
高校時代、面白い友だちに囲まれて持ち上げられ、漫才をしたりコントをしたりして、お笑いの経験を積みました。大学は前期試験に落ちて、後期試験で愛媛大学に行きました。愛媛大学落語研究会では、落語だけでなく漫才もやっていたというのを聞いて入ることにしました。いろいろ落研で活動していく中で、3回生の時にある方に、「お笑いを続けたいなら、落研出身の桂三枝師匠に話を聞いてもらったらどうか」と言われたので、事務所の住所を調べて、師匠に手紙を書きました。その三日後、お弟子さんの桂三金兄さんから「師匠がなんばグランド花月に来たらと言ってます」という電話をもらったので、その晩松山から大阪へフェリーで向かいました。楽屋に入ると「おー、井上君か、修業厳しいけど頑張ってね」と言われました。漫才をやろうと思っていたのですが、そこから落語へと道が繋がり、入門させてもらえることになりました。将来について悩んだり考えたりしたこともありますが、自分で決めていない、流れに任せたところもあります。最終的には自分で決めましたが、入ってしまえば関係ないので、仕事等選ぶ理由は様々でいいと思います。 - Qどのような活動を行っていますか?
- A落語会出演・テレビ・ラジオ出演・番組の前説・学校公演・大学で非常勤講師
最近ではZoom等で、無観客の落語会も増えました。工学部出身なので、落語会やU2Aなどの学会などで、科学や音や映像などと落語をコラボしたハイブリット落語を披露しています。 - Q趣味が多いと聞きましたが
- Aピアノを習って、音を弱く出すことにより、強いところを強調できることを勉強しました。ゴルフを習うことにより、力を入れるのは一瞬で、脱力することの大切さを学びました。ボイトレに通うことで、ゴルフと落語に通ずることがあることを学びました。eスポーツで集中力を維持することを学びました。いろんなことから学ぶことは多いし、新たな土台を築いて、より高い山を作れる可能性もあるので、趣味は多くてもいいと思いました。
- Q読者に向けて一言
- A今は、YouTubeやClub houseなどの新しいツールもたくさん出て多様化していますが、結局は中身、ソフトの方が大切だということを証明したような気もします。生でも、テレビでも、ラジオでも、配信でもそれぞれで生きるように、落語を中心に努力していきますので、よろしくお願いします!
桂 三幸 かつら さんこう(落語家)
愛媛県出身、血液型 A型、 2002年六代桂文枝に入門。趣味は歌、ピアノ、アイススケート、F1・サッカー観戦