Pochitto(ぽちっト)神戸 | ぽちトピックス(ふれ愛びと)
更新:2024.1.23
第40回---ぽちトピックス(ふれ愛びと)
- Qどのようなお仕事をしていますか
- A職業は垂水区、須磨区、長田区、北区で高齢者介護、障害福祉事業を行っている株式会社スマイル・ライフという会社の経営をしております。北区では、南五葉で「障がい者グループホーム音の羽」という施設を運営しています。グループホームというのは、障害のある方が世話人などから生活や健康管理面でのサポートを受けながら暮らす「共同で生活する住まい」です。北区でこの事業を始めたのは、神戸市の公募物件であった南五葉のマンションを応募したことがきっかけです。本社は垂水区ですが、私の住居が北区で地の利があり知人も多かったことが後押しになりました。はじめは近隣の方々の理解を得るために苦労はしましたが、現在南五葉で3カ所のグループホームを運営し25名の方が暮らしておられます。これからも地域になくてはならないグループホームになるよう日々努力してまいります。
- Qライフワークについて
- A私のライフワークになっているのが軟式少年野球チームの小部東アローズです。長男が2年生で入部した半年後に小部東少年野球部(現小部東アローズ)の指導者になりました。それから今年で25年目になりますが、10年前から部長を務めさせていただいています。部長職に就いてから、まず当時Aチームの監督だった福永広作氏(現総監督)とマネージャーだった谷中康夫氏とで取り組んだのがチームの組織改革です。それまでのアローズはチームの大事な決定事項が部長や監督だけの権限で決まってしまうことが多く、若いコーチや父兄からすると上で何が決められているのかさっぱりわからないという文鎮型組織でした。それを台形型組織にし、「大事なことはみんなで決める」という方針を掲げ、まず行ったことは委員会制度を作り、父兄それぞれに会計担当や行事担当などの役割を担ってもらい、運営に関わっていただきました。そして、これまでの父兄の当番制を廃止しました。また少年野球でよく起こりがちな指導者の過剰な指導や保護者の偏った干渉などを無くすため、選手への指導方針は役員会で決めて指導者におろし、納得してもらったうえで指導にあたってもらうことでチーム内の不平や不満が起こりにくくなる仕組みをつくりました。それでも出てくる父兄からのクレームはマネージャーとのホットラインを作り、そこで個別に相談できるようにしました。ほとんどの不平不満は吐き出したら気が晴れるというような内容でしたが(笑)、この仕組みはとても効果があったと思います。また、父兄の一部だけしか関わっていなかった年間150万円以上が使われる部費会計をガラス張りにし、帳簿や決算資料が全ての父兄に見えるようオープンにしました。結果、これまで躊躇していた部費の値上げにも踏み切ることができ、余裕をもったクラブ運営ができるようになりました。予算化したことで、年間収支予測が明確になり、ホームグラウンドの中里グラウンドに2017年度に水道を引込み、23年度には子供・女性専用の水洗トイレを設置することができました。そして毎年グラウンド修繕や整備を重ね、今では子供たちが思う存分練習や試合ができる、神戸イチといって過言ではない素晴らしい少年野球専用グラウンドになっています。少子化やスポーツの多様化で、野球をする子供が減少しているなか、現在の小部東アローズは15の学校から40人を超える部員数となっています。これからも子供たちに「是非小部東アローズで野球がやりたい!」と言ってもらえるように明るく楽しいチーム作りができるよう、アローズに関わるみんなで頑張っていきたいと思います。
↑荒田裕彦
↑音の羽 クリスマス会
↑音の羽 入居者の方々とスタッフ
↑アローズ 2023年度 卒部式
↑2024年度 役員メンバー
↑2023年度35回あかふじ米選手県大会