Pochitto(ぽちっト)神戸 | 五葉薬局 たづこ先生の健康情報
更新:2018.11.23
五葉薬局 たづこ先生の健康情報【体の中から温めよう! 老若男女が大好きな餃子(ギョーザ)】
今回は餃子の由来をお話ししましょう。
中国では、漢の時代の名医と言われている張仲景が餃子を創ったと言われています。
張仲景はどんな難病でも治すことができる優れた医術の持ち主であり、人格も優れていたので民衆からは聖医と呼ばれ、尊敬されていました。
彼は引退後、故郷に帰り、飢えと寒さに苦しむ多くの貧しい民衆の耳が凍傷になっているという悲惨な状況を目の当たりにします。
そして彼らを治療するために大釜で薬を作って与え始めたのが一年で最も寒いと言われる冬至の日でした。
張仲景が釜で作った薬は「去寒嬌耳湯(身体が暖まる餃子スープ)」と言い、羊肉や唐辛子それと一緒に生薬を釜で煮込み、出来上がった中身を取り出して細かく切ったものを、小麦粉で出来た皮で包んでからさらに煮て作ります。それを食べた患者たち全員、身体が温まり血行が良くなって耳の凍傷も回復したと言われています。
そういう事があって、中国では冬至から新年にかけての寒い時期に餃子を食すという習慣があるそうです。
私達も、中国の知恵を見習って食養生で体の中からあったまりましょう。
体を温める食材
エビ、羊肉、鶏肉、栗、くるみ、じゃがいも、ニラ、玉ねぎ、ねぎ、かぼちゃ、生姜、にんにく、山椒、シナモン
五葉薬局 代表 古川太津子