Pochitto(ぽちっト)神戸 | 五葉薬局 たづこ先生の健康情報
更新:2017.7.23
五葉薬局 たづこ先生の健康情報【熱中症に注意!】
私達の体の約50%は水でできています。水は、栄養素や酸素を運んだり、体温を調節したり、体のさまざまな機能を維持するのに役立っています。その水が体から失われることを脱水と言い、単に水分が失われるだけでなく体に必要な塩分(ナトリウムやカリウム)なども失われます。 そうするとその機能がうまく果たせなくなり、めまい、立ちくらみなどが起こります。もっと症状が進むと頭痛、吐き気、体に力が入らなくなったり、更には意識がなくなったり、痙攣を起こしたりすることもあるので注意が必要です。
熱中症の予防
① 暑さを避ける
屋外では日陰を選んで歩き、帽子・日傘などで日陰を作りましょう。
② 服装に気を付ける
襟元はゆるめ、吸水性・通気性の良い素材を選びましょう。
③ こまめに水分と塩分の補給を行う
暑い日には多く汗をかきます。のどが渇く前から補給しましょう。
④ 急に暑くなる日に注意する
暑さに体が慣れるのには時間がかかるのでこういった時期には特に気をつけましょう。
⑤ 個人の条件を考慮する
下痢・発熱時、涼しい環境に慣れている人、心肺機能が弱い人は熱中症にかかりやすいので注意しましょう。
『室内でも熱中症に注意』
高齢者は喉の渇きや暑さを感じにくいため、水分をあまり摂らず、締め切った室内で過ごして熱中症を起こすことが多いので特に気を付けましょう。 もし熱中症になってしまった場合には、すぐに涼しい場所へ移動して体を冷やし、経口補水液(薬局・ドラッグストアで手に入ります)を飲みます。それでも症状が改善しない場合は医師の診察を受けましょう。 命を落とすこともある熱中症。ならないために対策を!楽しく元気に夏を過ごしましょう。
五葉薬局 代表 古川太津子