Pochitto(ぽちっト)神戸 | 五葉薬局 たづこ先生の健康情報
更新:2020.9.23
五葉薬局 たづこ先生の健康情報【目のトラブル対処法】
目のトラブル対処法
最近、コロナ禍によるステイホームでスマホ、テレビ等を見る時間が増えたせいか目のトラブルでの相談が増えています。目のトラブルの原因と対処法について、今回もタイプ別にお話しします。
漢方では「肝は目に開く」と言われ、肝と目は密接な関係があり、肝に蓄えられている「血」は目の大切な栄養源となります。なので「肝」の調子が悪かったり「血」が不足しても目の調子は悪くなります。
■肝血虚(肝の血が不足)タイプ
女性に多いタイプで、生理・出産・病気、目の使い過ぎ、ダイエット等で「血」を消耗すると視力の低下や疲れ目、ドライアイが起こります。目の栄養となるぶどう、ブルーベリー、クコの実、なつめ、人参、レバー等を摂るようにしましょう。
■肝鬱(かんうつ)タイプ
肝はとてもストレスに弱い臓器なので強いストレスを受けると肝の働きが低下し、目の痛み、疲れ目、赤目などが起こります。他にもイライラしたり、頭痛、肩こり、不眠、生理不順等が起こることもあります。香りの良いお茶(ジャスミン茶、緑茶、ハブ茶)ミント等を摂ってストレスを発散させましょう。
■肝腎陰虚タイプ(肝と腎の体液が消耗)
長引く慢性病や老化等で肝と腎の陰液(体液)が失われると白内障、眼精疲労、かすみ目、視力低下等の症状が長く続きます。肝と腎は「肝腎同源(かんじんどうげん)」と言われ、密接な関係にあります。なので肝の機能を回復するには腎を強くすることも必要です。腎を補い目の栄養になるごま、くるみ、松の実、山芋、レバー類を摂るようにしましょう。
それ以外にも生活面では、スマホ、パソコン、テレビを見ていて目の疲れを感じたら目を休めたり、血流を良くするための軽いストレッチやウォーキング、遠い所を見る等、普段から目を労わってあげましょう。
五葉薬局 代表 古川太津子