Pochitto(ぽちっト)神戸 | 神戸大学コラム
更新:2021.5.23
第20回---神戸大学コラム
【一年越しの入学式】
4月6日、神戸市中央区のワールド記念ホールにて入学式を挙行しました。昨年度は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止になり、二年ぶりの開催となった今年度は、午前に新入学生、午後は新2年生を対象とした式典をそれぞれ行いました。
初めての試みとなる新2年生を対象とした式典で、藤澤学長は「入学式もないまま大学生活の第一歩を踏み出され、戸惑いと不安の多い一年間を過ごされたことかと思う。通常の日常生活に早く戻り、是非、キャンパスでこそ得られる人との偶然の出会い、つながりを大切にして充実した大学生活を過ごしてほしい」とコロナの影響を受けた一年間に触れ、学生にエールを送りました。また、新2、3年生による座談会も行われ、入学したときの気持ちや、今後の取り組みたいことなどについてトークを繰り広げました。司会の学生は「神戸大学に合格した時を振り返ってほしいと思い、座談会を企画した」と話しました。式に参加した2年生は、「昨年はほとんど大学に行けず、思い描いていた学生生活と全く違っていた一年だった。やっと大学生になれた実感が湧いてきて嬉しい」と笑顔を見せました。
新型コロナウイルス感染はまだ収束していませんが、この一年間の学生の頑張りに何らかの形で報いたい、そして新たな気持ちでスタートしてもらいたい、という思いから一年越しに実施された入学式。午前、午後それぞれ約2,600人の学生が参加し、学生生活のスタートをきりました。
神戸大学総務部広報課