Pochitto(ぽちっト)神戸 | どうぶつ科学コミュニケーター通信
更新:2019.11.23
第5回---科学をご自宅にお届け。
『ぽちっト神戸』読者のみなさん、こんにちは!ぶっちーです。
9月某日にこの原稿を書いているのですが、夏休みはいかがでしたでしょうか。
私は、おかげさまで様々な教室を各地で開かせていただきました。特に今年は、一般家庭への科学教室デリバリーもはじめました。
市内のお宅に、そのご友人ら親子が30人ほど集まり、手芸用ガラスビーズをレンズ代わりにしてペットボトルで顕微鏡をつくる、工作教室です。
今回はタマネギ細胞を観察しましたが、他にどんなものがペットボトル顕微鏡で観察できるか?ガラスビーズの大きさや色を変えたらどう見えるか?など問いかけをして、持ち帰ったあとも各自がいろんなチャレンジや発展をできるようにしております。
科学というのは学んで終わり、知って終わりではなくて、得た知識からオリジナルの創意工夫をするものだと思っているからです。
このように、本来、科学あるいは理科は暗記科目ではないのです。もちろん、私の専門の動物学も同じです。動物との付き合いには愛情は大前提ですが、科学的な見方も外せません。科学的な見方ができれば、試行錯誤しながら動物ともっともっとうまく付き合っていけるからです。趣旨やご希望に合わせた科学教室、どうぶつ教室をお届けします。具体的でなくて「こんなことがしたい・学びたい」からでも結構です。あるいは、この連載で「こんな話が聴きたい!」もいただけたらうれしいです。お気軽にご連絡ください。
テレビをモニタ代わりにお借りしてまずはスライドでレクチャー。
ハサミやセロテープをつかってペットボトルを加工していきます。
完成したペットボトル顕微鏡をのぞいてタマネギ細胞を観察。
実際にペットボトル顕微鏡をつかって撮影したタマネギ細胞。倍率はおよそ200倍。
どうぶつ科学コミュニケーター / 大渕 希郷(おおぶちまさと)
上野動物園・飼育展示スタッフ、日本科学未来館・科学コミュニケーター、京都大学野生動物研究センター・特定助教を経て、現在フリーランス活動中。
動物から植物、昆虫、微生物まで様々な生きものを用いた科学教室をご要望に合わせて企画いたします。その他、ペットボトルを用いた顕微鏡作り、偏光板を使ったサイエンスアート教室など工作教室や、各種講話、科学コミュニケーション研修、展示デザインなども承ります。
詳しくは下記まで。
お問い合わせ:masato_ohb@yahoo.ne.jp