Pochitto(ぽちっト)神戸 | どうぶつ科学コミュニケーター通信
更新:2024.5.23
第32回---鷹がやってきた!
突然ですが、鷹を飼うことにしました。理由は3つ。ひとつめは鷹匠のような猛禽類をあやつる仕事に幼少期より憧れがあったこと。ふたつめは、ハトやカラスのフン害に困っていること。みっつめは、私はいま40代で、20~30年は生きると言われる鷹を飼うなら今しかないと思ったこと。
ともあれ、やってきました鷹。種類はハリスホーク。和名では、モモアカノスリと言われる種類です。3月3日生まれのメスなので、桃ちゃんという名前になりました。まだ雛から幼鳥になったくらいの段階で飛べません(4月末時点)。しかし、何かにとまることはできるので、写真のように腕につかまらせております。これを、「据える」といい、この状態で私が歩き回ることを「据えまわし」と言います。
さて、据えまわしができるようになったので、バルコニーに一緒に出てみました。鷹を放つことはしていませんが、バルコニーで一緒に日光浴をしていると、冒頭で述べたハトたちが桃ちゃんに気づいて、Uターンして飛び去ってゆきます!すでに害鳥防除に効果ありのようです。カラスも警戒音を発しながら、遠くからこちらを注視してきています。うまくいけばカラスも追い払えそうです。
桃ちゃんの調教が終わって、追い払えるようになったら皆さんの街の害鳥防除にも向かうかも?鷹以外にもいろんな動物と共に講演やイベントの依頼を受けていますので、お問い合わせお待ちしております!
↑桃ちゃんを警戒するカラス
↑ハリスホークの桃ちゃん。
どうぶつ科学コミュニケーター / 大渕 希郷(おおぶちまさと)
上野動物園・飼育展示スタッフ、日本科学未来館・科学コミュニケーター、京都大学野生動物研究センター・特定助教を経て、現在フリーランス活動中。
動物から植物、昆虫、微生物まで様々な生きものを用いた科学教室をご要望に合わせて企画いたします。その他、ペットボトルを用いた顕微鏡作り、偏光板を使ったサイエンスアート教室など工作教室や、各種講話、科学コミュニケーション研修、展示デザインなども承ります。
詳しくは下記まで。
お問い合わせ:masato_ohb@yahoo.ne.jp