Pochitto(ぽちっト)神戸 | どうぶつ科学コミュニケーター通信
更新:2022.7.23
第21回---夏の昆虫採集ークワガタ編。
夏休み!と言えば、昆虫採集?クワガタ採集が大好きなので、その話をしたいと思います。日本には40種類以上のクワガタムシがいて、神戸周辺でも様々なクワガタムシを見つけることができます。採集は夜のイメージが強いかと思いますが、そんなことはまったくなくて昼間でも見つけることができます。
まず、クヌギやコナラなどクワガタムシが好む木が生えている場所を見つけること。そして、樹液が出ている木を探す。そうしたら、ミヤマクワガタやノコギリクワガタなどは木の幹にとまっていることが多いので、ひたすらに探す。ルッキング採集と言い、こればかりは目が慣れていないとできません。しかし、見つけてしまえば、あとは簡単で、捕虫網で捕まえるか、あるいは木を蹴っ飛ばすと落ちてきます。
一方、ヒラタクワガタやコクワガタのような体が平たいタイプのクワガタムシは、木の樹皮がめくれたところ(めくれと呼ぶ)や洞に潜んでいることが多いです。ライトで照らして、それらの内部を丹念に探してゆきます。見つけたあとが勝負で、掻き出さねばなりません。木の枝を使ってほじくり出せばいいのですが、私は自転車のスポークを使って掻き出しています。これが熟練を要する作業なのです。
夏休み!と言えば、昆虫採集?クワガタ採集が大好きなので、その話をしたいと思います。日本には40種類以上のクワガタムシがいて、神戸周辺でも様々なクワガタムシを見つけることができます。採集は夜のイメージが強いかと思いますが、そんなことはまったくなくて昼間でも見つけることができます。
まず、クヌギやコナラなどクワガタムシが好む木が生えている場所を見つけること。そして、樹液が出ている木を探す。そうしたら、ミヤマクワガタやノコギリクワガタなどは木の幹にとまっていることが多いので、ひたすらに探す。ルッキング採集と言い、こればかりは目が慣れていないとできません。しかし、見つけてしまえば、あとは簡単で、捕虫網で捕まえるか、あるいは木を蹴っ飛ばすと落ちてきます。
一方、ヒラタクワガタやコクワガタのような体が平たいタイプのクワガタムシは、木の樹皮がめくれたところ(めくれと呼ぶ)や洞に潜んでいることが多いです。ライトで照らして、それらの内部を丹念に探してゆきます。見つけたあとが勝負で、掻き出さねばなりません。木の枝を使ってほじくり出せばいいのですが、私は自転車のスポークを使って掻き出しています。これが熟練を要する作業なのです。みなさんもぜひトライしてみてください!ただし、クワガタムシを掻き出すために、めくれや洞を破壊することはやめてください。破壊されためくれや洞には二度とクワガタムシは来ませんし、新たなめくれ・洞ができるまで膨大な時間がかかります。逆に無事であれば、またそこにクワガタムシがやってきます。自然と遊ぶときは、何世代にも渡って、その恩恵が受けられるように遊びましょう。
みなさんもぜひトライしてみてください!ただし、クワガタムシを掻き出すために、めくれや洞を破壊することはやめてください。破壊されためくれや洞には二度とクワガタムシは来ませんし、新たなめくれ・洞ができるまで膨大な時間がかかります。逆に無事であれば、またそこにクワガタムシがやってきます。自然と遊ぶときは、何世代にも渡って、その恩恵が受けられるように遊びましょう。
↑めくれの中にクワガタ発見
↑ヒラタクワガタと、掻き出し棒
(自転車のスポーク)
どうぶつ科学コミュニケーター / 大渕 希郷(おおぶちまさと)
上野動物園・飼育展示スタッフ、日本科学未来館・科学コミュニケーター、京都大学野生動物研究センター・特定助教を経て、現在フリーランス活動中。
動物から植物、昆虫、微生物まで様々な生きものを用いた科学教室をご要望に合わせて企画いたします。その他、ペットボトルを用いた顕微鏡作り、偏光板を使ったサイエンスアート教室など工作教室や、各種講話、科学コミュニケーション研修、展示デザインなども承ります。
詳しくは下記まで。
お問い合わせ:masato_ohb@yahoo.ne.jp