Pochitto(ぽちっト)神戸 | どうぶつ科学コミュニケーター通信
更新:2019.9.23
第4回---出身幼稚園へゆく。
『ぽちっト神戸』読者のみなさん、こんにちは!ぶっちーです。
私は、生まれも育ちも神戸なのですが、このたび自分が卒業した若草幼稚園さん(神戸市灘区)で研修とイベントをさせていただきました。
幼稚園に通っていた当時の私は、ダンゴムシを探して行方不明になるような、ポケットいっぱいにミノムシを詰め込んで帰るような、そんな子供だったそうです。そんな私だったのに、若草幼稚園さんの先生方に対して身近な生き物の接し方研修を、後輩にあたる園児たちに生き物観察教室を、それぞれ開かせていただきました。
幼稚園の先生方は、園児さんたちが興味を持った虫やカエルなど身近な生き物を教室で飼育することが多いそうです。これまで先生方が独学で生き物の勉強しておられ、その経験から来る質問などに、むしろ私の方が勉強になりました。
およそ30年ぶりに入った若草幼稚園。「サイの研究者になる!」とお誕生日会で夢を語ったお遊戯室。サイの研究者にはならなかったけれど、その同じお遊戯室で、どうぶつのお話をする日がきました。行方不明になるなど、迷惑をかけていた私にも恩返しができたとするならば、こんなにも嬉しいことはありません。ありがとうございました。これからも、出身幼稚園に限らず、たくさんの子どもたちとその家族、先生方と生き物の楽しさを分かち合ってゆきたいなと思いました。
写真はヘビのような足のないトカゲ・・・なのに園児たちは雰囲気でトカゲと見抜きました!すごい!
おなじみ、タマオも同伴。タマオの足を観察中。
幼稚園の先生方に研修中。写真は狐の毛皮を触ってもらっているところ。
どうぶつ科学コミュニケーター / 大渕 希郷(おおぶちまさと)
上野動物園・飼育展示スタッフ、日本科学未来館・科学コミュニケーター、京都大学野生動物研究センター・特定助教を経て、現在フリーランス活動中。
動物から植物、昆虫、微生物まで様々な生きものを用いた科学教室をご要望に合わせて企画いたします。その他、ペットボトルを用いた顕微鏡作り、偏光板を使ったサイエンスアート教室など工作教室や、各種講話、科学コミュニケーション研修、展示デザインなども承ります。
詳しくは下記まで。
お問い合わせ:masato_ohb@yahoo.ne.jp