Pochitto(ぽちっト)神戸 | わたしの常識はあなたの非常識
更新:2020.9.23
第15回---わたしの常識はあなたの非常識
【 新型コロナウイルス感染症の影響は? 】
今回のコラムの原稿を書いている8月の時点で、日本国内の新型コロナウイルス感染症が収束する気配はまだありません。東京では毎日300人、多い日には400人以上が感染したという話題がテレビのニュースで流れています。私の住む兵庫県でも毎日新型コロナウイルス感染者が出ていると報道され、ろうあ者(聴覚障害者)の方々の中にも、新型コロナウイルス感染症の影響で困っている人がおられます。
先日も、京都府や大阪府などで手話教室の講師をされているろうあ者の方々から、「持続化給付金」のことで相談を受けました。今年の4月、5月は手話教室がすべて休みとなったため収入がなくなってしまい、私のところまで説明を聞きに来られたのです。
持続化給付金とは、原則として「法人又は個人事業主が新型コロナウイルス感染症の影響で去年の同時期と比較して売上が50%未満の月があれば、その金額に応じて最高200万円(個人事業主であれば最高100万円)の給付金がもらえる」という制度です。
相談後何日かたった後、その方々から「持続化給付金の振り込みがありました。ありがとうございます」というご連絡をいただきました。
なぜ京都府や大阪府のろうあ者の方々が、わざわざ兵庫県神戸市の私のところまで相談に来られたのかと言えば、地元では手話で説明してくれるところがなかったからだそうです。「マニュアルや要項を読んでも意味がわからない。そのままの文章を手話であらわされてもわからない、意味をつかんでの手話での説明をしてほしい」ということで、人づてに私のことを聞き相談に来られたということでした。
※持続化給付金の申請締め切りは2021年1月15日ですので、今からの申請でも間に合います。
次回は「ネガティブワードを言うのは何故?」に続きます。
神戸市北区(神戸電鉄西鈴蘭台駅周辺)にある手話ができる TKGB社会保険労務士事務所
代表 山本 敏彦
TEL 078(779)2259
FAX 078(201)1658