Pochitto(ぽちっト)神戸 | わたしの常識はあなたの非常識
更新:2025.3.23
第42回---わたしの常識はあなたの非常識
【「承認欲求」~気持ち、伝えてみませんか~】
「承認欲求」という言葉があります。これは、『周囲の人から認められたい、自分を価値ある存在として認めたい』という欲求です。
私は、今年も1月から聴覚障害者団体に講師としてお話しをさせて頂いています。
その際、ある聴覚障害者の方から「今回のお正月には田舎(実家)に帰らなかった。親が亡くなり、兄弟姉妹とその家族が住んでいるところには、独身である私の居場所はない つまり私がいてもいなくても周りのみんなの会話は成り立つ。私の存在を認めてくれない田舎には帰らなかった。」と聞いて、複雑な思いをしました。
この方以外でも聴覚障害者の方から、「家族の中でひとりぼっち」「相談相手がいない」「学校や職場で通じない、わからない。」「近所付き合いがない」と聞くことが多い
自分の存在を認めてもらうためには、自分のことをまわりに伝えていく努力が必要です。伝え方は、千差万別で、色々な方法があります。
当コラムをご覧になっている聴覚障害者の方で、自分のことをまわりに伝える方法についてお悩みがある人は、所属している聴覚障害者協会に相談してください。
困っている人は、まずは、まわりの信頼できる方に相談をしてみませんか。そこから次につながるのではないかと私は思っています。
次回は「弁護士特約」に続きます。
神戸市北区(神戸電鉄西鈴蘭台駅周辺)にある手話ができる TKGB社会保険労務士事務所
代表 山本 敏彦
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