Pochitto(ぽちっト)神戸 | わたしの常識はあなたの非常識
更新:2018.9.23
第3回---わたしの常識はあなたの非常識
【あなたは約束を守れないの?】
以前、ろう者の友人Fから「10月中に提出して下さい。」と10月13日に相談を受け、依頼された書類を1週間後の10月20日に完成提出すると「あなたは約束を守れないの?」と怒られた経験があります。彼からの手話による説明では「10月中とは10月の真ん中なので10月15日のこと」なのです。10月15日に提出出来なかったので怒られたのです。
別の日にろう者の友人Gから「職場での障害者差別についての相談に付き添ってほしいので、来週の月曜日、午前10時20分前に○○駅改札口前にきてください。」と手話で依頼され、当日、私が9時38分くらいに約束の場所についても、なかなかGが来ませんでした。後から来たGからは「10時20分前とは10時18分くらいのことなのです。」と手話で説明を受けました。
あなたがどのように感じるか分かりませんが、私の友人FやGによるとろう者の「中」や「前」という文字は直前の数字にかかるのです。先程の例では「10月の真ん中」「20分の前」というとらえ方ですね。
「手話」と「日本語」は独立した別の言葉です。ろう者(聴覚障害者)を理解するには別の言語である手話を理解することが必要なのです。
私は神戸市北区にあるNPO法人ウィズユきたごようで開催している手話の勉強会で、「ろう者(聴覚障害者)を理解する」ことの大切さを私は繰り返し参加者に伝えています。
私の手話を直接見たい方は10月1日(月)に神戸市西区で開催される手話での無料相談会
http://tkgb.jp/sr/syuwataiou181001.html や10月20日(土)に神戸電鉄西鈴蘭台駅前で開催されるユニバーサルミーツにお越しください。
次回は「おまわりさんは嘘つきなの?」に続きます。
神戸市北区(神戸電鉄西鈴蘭台駅周辺)にある手話ができる TKGB社会保険労務士事務所
代表 山本 敏彦
TEL 078(779)2259
FAX 078(201)1658