【ペースが遅くなった】

最近、聞こえる人たちの飲み会に参加したときに「山本さん、お酒を呑むペースが遅くなったね」と言われました。うれしいことです。コロナ禍前は、他の人の話が聞こえないから一人で勝手にお酒を追加注文してどんどん飲んでいました。コロナ禍では飲み会に参加していませんでした。また知り合いが様々な理由で亡くなるなど、私自身も色々な辛い経験をしました。新型コロナウイルスが２類から５類になって、１年以上経過した今は、少しでも今生きている近くの席の人とゆっくり会話をしたい、と考えるようになったため、一人寂しくお酒を飲むことが少なくなったわけです。体の為にも良いことだと思います。

他の人と会話をするときには、同じ言葉を何回も聞きなおし、それでもわからないときにはいつも胸ポケットに入れているメモとペンを相手に渡して言葉を書いてもらいます。時間がかかりますが「自分は耳が悪い」ということをきちんと相手に伝え、ゆっくりでも会話をしようとしていることが「ペースが遅くなった」と言われる理由となったのだと思っています。

また、私は時間に余裕がある時、しあわせの村でジョギングをしているのですが、５年前に比べて走るペースが遅くなり１周するのに時間がかかるようになりました。だんだんと遅くなるのは仕方がないと思っていますが、健康のために出来る範囲で身体を動かすことは続けていきたいと思っています。

「ペースが遅くなった」と言われることを「継続しているからこそわかること」と前向きにとらえて今後も過ごしていきたいと思います。

次回は「聞こえなくてごめんなさい」に続きます。

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