Pochitto(ぽちっト)神戸 | わたしの常識はあなたの非常識
更新:2022.9.23
第26回---わたしの常識はあなたの非常識
【 観るのはNHK 】
昭和の時代、映画館で観る映画の洋画(外国映画)には字幕がついていましたが、邦画にはついていませんでした。ですから、ろう者は方が出なく洋画を見に行っていたと聞いたことがあります。家で観るテレビでも洋画には、字幕がついていたものです。
一方、テレビ番組で日本語に字幕がついたのは、1983年(昭和58年)10月3日、連続テレビ小説「おしん」が最初とされています。
ろう者(聴覚障害者)の方に、よく観るテレビの放送局をお聞きすると、高齢者の方ほど「NHK」とおっしゃいます。難聴者の私自身も一番多く見ているのはNHKです。その理由は字幕放送や手話付き放送が多いからです。
総務省のホームページで最新データーを確認すると、「総放送時間に占める字幕放送時間の割合」はNHK(総合)が88.7%に対して、在京キー5曲(民放)は65.8%となっています。このデーターは令和2年度のデータで令和3年9月28日に発表となりました。令和3年度のデータはもうすぐ発表されると思います。今現z内もNHK(総合)では総放送時間の9割近くが字幕放送です。ろう者の方は、その事実を知っているのでNHKを観ることが多いのです。
でも、民放も頑張っています。6割以上の放送時間に字幕がついてきたのですから、とてもうれしいことです。昭和の時代、字幕放送は民放放送ではほとんどなかったという記憶がありますから・・・。
今では日本にあるほとんどのテレビ番組で字幕放送を楽しむことができるようになり、とてもうれしいです。わが家では必ず字幕設定にして家族でテレビを楽しみます。
そして、私は今でも字幕が基本的についているNHKを観ることが一番多いです。
次回は「見方や感じ方が変わった」に続きます。
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