この歳になって、二十四節気を始め、季節に合わせた連なる恒例の行事や、日々への変化に伴うしきたりが如何に日常を豊かにしていたのか思い知らされる事になりました。

生活環境の劇的な変化は社寺参拝等、集客によって営みを続けてきた商店街や露天商の方々の辞書から、安定や普通という字が消されてしまいました。継続という文字の重さが改めて身にしみます。

継続といえば30年以上前から続いているＮＨＫのラジオ深夜便、音源は勿論、以前に紹介しましたあの50年前に買ったナショナルのクーガです。現役のマイラジオは言葉を頭の中で様々な映像に変えてくれます。

そしてたまに、とんでもない閃きを与えてくれます。はやぶさ２が帰って来る少し前のアーカイブスで、JAXAの所長國中均さんが2018年に語っておられました。この人がこっそりと悪戯っ子みたいにイオンエンジンを複数搭載したことにより初代のはやぶさが帰還できたのは有名な話ですが、今や肩書は、ウルトラマンに熱中していた世代からは憧れの“宇宙科学研究所所長”そして深宇宙船団を率いて太陽系46億年の謎を解き明かし、生命の起源に迫っている最先端のトップになっておられます。

口調は穏やかで地球代表としてこの人なら宇宙人もピースしてくれると実感できる人です。この方が新発見と思ったら、必ずその考えは誰かも考えているだろう。しかしその考えに何かしら紐付けする事において、そこからは独自の考えになるとおっしゃておられました。

これやがな！アサギマダラという台湾から渡って来る蝶々をご存知ですか？毎年秋になると菊水山で観察するのを楽しみに登っておられる方がいます。そんな方ですからマナーは勿論ゴミも拾いながら下山されていますが、目立つのが弁当の仕切りとして使われているバランだというのです。

もしこのバランが食べられたならば、捨てられることは無いでしょうね。食べられるバランはおそらく海苔の様な物で作られているでしょう。

しかし浮かびました。このバランにビタミンや鉄分、カルシウム等の健康補助成分が含まれていたらどうでしょう。旦那のお弁当にタウリンの入った黄色いバラン、それを見たご主人、即効性は無くとも、より一層の貴女からの愛を感じ取るはずです。彼氏のお弁当になら肉じゃが級でしょう。

さあこれからは愛を深めるバランが世界を救う時です。しかしながら、少しだけ問題が有ります。私は中学２年の時、技術の時間でラジオを組み立てました。が、２７０人中２人だけ鳴らないラジオを造った片割れの１人です。これを最後までお読みになられた読者の方々にお願いがあります。一緒に夢を追いかけませんか？

流石は星和台連合自治会、降臨を見越してか巡礼しやすいように、トーテムポールをこの地に建てておられました。（現在は撤去されていますが、ポケモンGOのジムでは観ることができます。）

作　山善寿司　大将